そけいヘルニアの治療によくある質問

そけいヘルニアの治療によくある質問

Q1.そけいヘルニアとは?

そけいヘルニア(脱腸)とは、おなかの中の腸管や大網(脂肪の膜)などが太もものつけ根(ソケイ部)に脱出した状態のことです。

 

Q2.そけいヘルニアの原因は?

お子さんにも大人にも見られるそけいヘルニアですが、お子さんの場合は先天性のヘルニア嚢(袋)の残存が原因です。しかし、大人の場合は、年をとってソケイ部の弱くなったところからおなかの中の腸管や大網(脂肪の膜)が脱出して起こります。中年以降の男性に多く見られ、時に脱出が陰嚢にまで達することがあります。女性の場合は、脱出は股関節部までです。また、女性の場合はソケイ靭帯の下方に脱出する大腿ヘルニアも多く、嵌頓(はまり込んでしまう状態)をたびたび引き起こします。

 

Q3.そけいヘルニアの症状は?

通常は、ソケイ部の腫れを認め横になったり手で押さえると戻ります。この場合は、自覚症状はあまりありませんが、嵌頓(はまり込んでしまう状態)を引き起こし腸管の血流が悪くなると、壊死を起こし、腹痛・吐き気・嘔吐などの症状が出ます。

 

Q4.そけいヘルニアのかんとん(嵌頓)とは?

そけいヘルニアのかんとん(嵌頓)とは、脱出した腸(臓器)が飛び出たまま、戻らない状態のことです。腹痛や吐き気、嘔吐などの症状が出ることもあります。すぐに飛び出た腸を元に戻さないと腸が腐ること(壊死)もあるので、緊急手術が必要です。

 

Q5.そけいヘルニアの治療は?

手術をしないと治りません。ヘルニアバンドなどの治療が紹介されていますが、当院では勧めていません。

 

Q6.そけいヘルニアの手術とは?

(大人の場合)テンション・フリー(痛みやつっぱりが少ない)の手術を(ダイレクト・クーゲル法、ポリソフト法、UHS法あるいはメッシュ・プラグ法など)を行います。
(お子様の場合)袋を処理するだけの簡単な手術です。大人のような人工補強材を使った手術ではありません。

 

Q7.そけいヘルニア手術後の注意点は?

当院では、術後2,3時間回復室で過ごした後、異常がなければ帰宅します。階段の上り下り、散歩などは手術当日から可能です。シャワーは術後2日目、入浴は術後3日目から許可しています。術後1週間目に外来で診察します。ジョギングやテニス、ゴルフなどのスポーツ は1週間は控えたほうがよろしいかと思います。仕事復帰の時期は、デスクワークなどの軽度の作業であれば、本人の判断で復帰を許可しています。力仕事の場合は、術後1,2か月で復帰を許可します。

 

お電話・お問い合わせ
076-421-8855

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