施設内新聞「ぽっかぽか」16年11月号

第6、第7の栄養素 ファイトケミカル

 

今回は、今注目のファイトケミカルについてお話したいと思います。

動くことのできない植物は、太陽の紫外線による酸化や、虫などの外敵から自らを守る為に色、香り、苦味を持った化学物質(植物栄養素)を作りだしてきました。この栄養素をファイトケミカルといいます。

5大栄養素のように代謝の仕組みや摂取基準が明らかではありませんが、健康効果が動物実験などで確認されています。(5大栄養素→蛋白質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル)

 

■抗酸化、免疫力アップ、体内浄化などに有効
なかでも注目したいのが、抗酸化力です。酸化はさまざまな病気や老化の原因とされ、がんや認知症、生活習慣病とも密接な因果関係があるといわれています。これらの疾患に対してビタミンやミネラルとともに、ファイトケミカルを上手に摂り入れることにより、予防に役立つのではないかと期待されています。

 

■ファイトケミカルの代表選手

【1】ポリフェノール系

抗酸化や抗菌、血糖値低下などの作用があり、老化、がん、動脈硬化などの予防に役立ちます。

(例)ブルーベリー、ぶどう、なす、大豆、大豆製品、ココア、チョコレート、緑茶、赤ワイン、玉葱、りんご、生姜、ごま、コーヒー、そば、アスパラ

 

【2】カロテノイド類

抗酸化力が強く、がんや生活習慣病を抑制するはたらき、美肌効果やシミ予防、目の健康を維持するのに効果を発揮します。

(例)緑黄色野菜、ひじき、わかめ、こんぶ、柑橘類、トマト、法蓮草、キャベツ、ブロッコリー

 

【3】イオウ化合物

強い刺激臭で抗酸化力を発揮。血流の改善作用もあり、強い殺菌力があります。

(例)にんにく、ねぎ、玉葱、にら、ブロッコリー、キャベツ、わさび

 

【4】テルペン類

ハーブや柑橘類などの特有の香りと苦味成分です。抗酸化作用があり、香りは抗うつ作用が期待されます。

(例)柑橘類、ハッカ、ローズマリーやセージなどのハーブ

 

管理栄養士 小川 佐知

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