施設内新聞「ぽっかぽか」14年1月号

 明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。
 昨年1月に「かがやき」施設長に就任して1年が経過いたしました。
 それ以前は、富山大学付属病院に勤務していましたが、この施設での業務ではこれまでになかった高齢者特有の事象を経験しました。
 まず、発熱する利用者の方が多く、原因として尿路感染の割合が高く、中には病院での入院加療が必要な高度の炎症のケースが少なくない点です。また、肺炎を起こす方もおられて、比較的軽度の発熱があり、念のため胸部レントゲンを撮影すると肺炎と診断される場合が少なからずあり、この点も一般病院とは異なった経験でした。なお、ここでの肺炎の原因の多くは、食物の誤嚥によるもので、この点は、在宅高齢者にも当てはまることで、注意が必要と考えられます。
 病気診療の基本の一つは早期発見、早期治療であります。当施設では、軽症の早期から十分な治療を行い、必要があれば早めに病院を受診するようにしております。
 「かがやき」のような介護老人保健施設の役割は、1.包括的ケアサービス、2.リハビリテーション、3.在宅復帰および在宅生活支援であり、これらの業務を地域に根ざしたものとして進めて行く必要があります。
 私たち「かがやき」の職員一同は、安全面に最大限の努力を払いつつ、居住しやすい空間としてこの施設を運営し、利用者の皆様に満足していただけるように業務に専念いたします。
 当施設には、各種の職員が在職しておりますが、これらは皆、一般病院よりもさらに厳しい条件の勤務を日夜続けていることを申し添えまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。

大沢野老人保健施設かがやき 施設長 渡辺行雄

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