施設内新聞「ぽっかぽか」17年7月号

入所者様の安心の為に出来る事

 

 新規の利用者様の様子を見ていつも思う事があります。

 今までの生活と変わり、どうしたらよいのか?これからどうなるのか?

 とても不安だと思います。 どうしたら、不安を取り除けるのか…いつも考えます。

 

 4月に私の祖父の50回忌の法要がありました。

 久しぶりに会う親戚の中で、80代の叔母に認知症状がみられました。同じ事を何度も繰り返す叔母ですが、誰も責めることなく笑顔で話を聞いていて、昔と変わらない優しい笑顔でいる叔母を愛おしく感じました。たぶん、叔母が一番不安な気持ちでいたと思います。

変わっていく自分をいつも受け入れてくれる周りの人たちの対応。自然な笑顔でいられる、自分らしくいられる環境が本当に大切だと、叔母や親戚が教えてくれたような気がしました。

 

施設での生活はご自宅のようにはいきませんが、少しでも安心していただけたらと思います。仕事中に「あんたが今日夜勤で良かった」と言ってくれる利用者様の言葉を、もっともっと聞けるように…

私達職員は利用者様にとって他人ですが、一緒に大声で笑ったり泣いたり、自分らしく生活できるよう、安心して生活できるように、努力していきたいと思います。

介護主任

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